女性ホルモンが少なくなってくると、カルシウムの代謝が悪くなり、結果として背骨をはじめ、骨の中身が減ってきてしまいます。
このような状態を「骨粗しょう症」と呼びます。
70歳以上の女性ではこの症状を患っている方が多くみられます。
骨粗しょう症の骨のイメージとしては、骨の周りはしっかりとしているが、中身がスカスカになっている状態です。
その背骨に過重かかかると、背骨がぐしゃっと潰れてしまうという現象が起きるのです。
これを「圧迫骨折」と言います。
一般に骨折する場所で多いのは、第11胸椎から第2腰椎です。
高齢者の方ですと尻もちをついたときなどに起きやすいです。
若い方でもスノーボードなどのジャンプに失敗して、お尻から落ちた時などに起きます。
圧迫骨折は骨折した部位から痛みが出てきます。
骨折から痛みが引いてくるのに2週間、本当につぶれた骨が落ち着くのには3か月かかると言われます。
このように3か月も痛みで動けないと、お年寄りの場合、それだけで寝たきりや認知症になってしまうこともあるので、最近はなるべくベッドから早く起きられるように処置している様です。
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