頭痛・偏頭痛

頭痛の種類

重く締めつけるような頭重感やこめかみや後頭部に持続的に起きる筋緊張性頭痛とガンガン、ズキズキするような血管が拍動性する偏頭痛に大別できます。

頭痛・偏頭痛

筋緊張性頭痛

このような症状でお困りではありませんか?

  •  頭をギューッと締め付けられるような重い痛み
  •  圧迫感、重い感じがいつからともなくはじまり、ダラダラと続く
  •  後頭部を中心にこめかみが痛くなる
  •  首や肩のコリや目の痛みを伴う
  •  お風呂に入ると一時的に和らぐ

緊張型頭痛は、脳神経の高まりや、不自然な姿勢や過度なストレスなどが重なって引きおこると考えられています。

筋肉の緊張が高まると、頭の両側にある側頭筋や首筋から肩、背中にかけての筋肉が突っ張って血行が悪くなります。

すると、血液の流れが停滞した血管内に乳酸などの老廃物が発生します。

その老廃物が筋肉に溜まり、筋肉内の神経を刺激して、持続性の痛みを生じるとされています。

緊張型の場合は、体を動かし温める音で筋肉の緊張がほぐれ、楽になります。

これは収縮した血管を刺激して血流を促すことで、痛みの素になる老廃物の滞りを解消することが出来ると考えられているからです。

上半身

緊張性頭痛の誘因

緊張性頭痛は、ストレスや不安、同じ姿勢を続けることによる筋肉の緊張や、眼精疲労による刺激で引き起こされていると考えられています。

またその痛みがストレスとなり筋肉を収縮させ、頭痛を引き起こすという悪循環になってしまいます。

緊張性頭痛を誘因する身体的ストレスには、上半身を前かがみにしたパソコン操作、うつむき姿勢のスマートフォン操作、車の運転、就寝時の合わない枕など、不自然な姿勢を長い間続けることなどが挙げられます。

体の冷え、運動不足なども誘引します。

また、家庭内でのトラブルや仕事がうまくいかないなどの精神的ストレスも、神経や筋肉の緊張を高め、緊張性頭痛の誘因となります。

 偏頭痛

このような症状でお困りではありませんか?

  •  血管の拍動のようにズキンズキン・ガンガンとこめかみや目の周り、首の後ろが痛む
  •  頭痛と吐き気や嘔吐を伴うことがある
  •  頭痛の頻度は数カ月に1回から週に数回起こる人まで個人差がある
  •  痛みが2~3日間続きくことがある
  •  お風呂に入るとひどくなる傾向がある

偏頭痛の最大の原因は、身体的、精神的ストレスです。

私たちの体は、過度なストレスを受けると、血中の血小板から神経伝達物質のセロトニンが大量に放出されます。

セロトニンは、精神の安定や睡眠の質に大きく関与する脳内物質で、不足するとうつ病や睡眠障害に陥りやすくなります。

その大半は小腸内に存在し、必要に応じて脳内に運ばれます。

セロトニンが大量に放出されると、脳内の血管は一気に縮んで血流が悪くなります。

その後、体内で代謝され、血中のセロトニンが枯渇していき、脳の血管が以上に広がります。

血管が異常に広がると、脳に張り巡らされている三叉神経(顔の感覚を脳に伝える神経)が圧力を受け、その刺激で炎症を起こす物質を放出し、脳の血管がさらに腫れた状態になります。

すると三叉神経を束ねる三叉神経核を経て大脳まで刺激が伝わり、脳は興奮状態になって偏頭痛が起こります。

三叉神経核から大脳への途中に嘔吐中枢があるため吐き気が伴ったり、偏頭痛時には小腸内のセロトニン作用も不安定となって下痢を起こしたりすると考えられています。

偏頭痛の誘因

偏頭痛は、睡眠不足やホルモンの変化などの体調の変化、光や音、におい、気圧の変化、気温の変化などの外からの刺激が、頭痛を引き起こす引き金になります。

しかも、これらは頭痛が起きているときには、痛みを増強させる要因にもなります。

まぶしい場所や騒々しい場所で悪化することもあります。

多くの人は、頭が痛くなる数時間前から、生あくび、肩こり、空腹感などの予兆が現れます。

その後、脈を打つようにズキズキと痛み出します。

整体院ケアスタジオでのアプローチ

当院では、あなたの不調・悩みの根本的な原因は

  • 背骨のゆがみ
  • 筋肉の緊張
  • 血液・リンパ液・脳脊髄液の循環不良
  • 心の問題(ストレス)

など上記のものが複雑に絡み合っていると考えています。

そのため肩こりだから肩、腰痛だから腰とは考えていません。

肉体的な原因

症状の早期の緩和のために患部にアプローチをすることも必要です。

しかし、すぐに元に戻ってしまう時は、患部が痛みを発しているのは結果であって原因ではないのではと考えられます。

例えば、腰を反らせたとき腰痛を感じたとします。

腰痛を感じた場所が原因かなと思いがちですが、お腹側の筋肉を緩めてあげたほうが楽になることがあります。

これはお腹側の筋肉が緊張していたために上手に伸ばすことが出来ず、腰を反らしたとき無理な負荷がかかり、痛みを感じていたということです。

このように患部とは離れた場所が根本原因であることが良くあります。

ここを見極めて背骨のゆがみ、筋肉の緊張を整えていきます。

すると血液・リンパ液・脳脊髄液の滞りが改善していき、体調が整っていきます。

精神的な原因

もう一つ大切なのが心の問題です。

心が感じるストレスも体に大きな影響を与えます。

  • ストレスで胃痛になり、その後腰痛になる
  • 仕事のストレスで、肩に力が入ってしまい、抜き方がわからなくなる。
  • 夜、眠れなくなる。
  • 寝ても疲れがとれない。

例えばストレスで胃が痛くなったとします。

そうするとお腹に手を当て、姿勢を丸くしませんか?

これは無意識に姿勢を丸くしたほうが胃が楽になり、働きやすくなる姿勢をとるためです。

一時的ならいいですが、これが慢性的になると姿勢が崩れ、腰痛となることも考えられます。

このように心の問題は直接的な影響がご自身ではわかりにくいものもありますが、様々な患者さんの話を聞くことでわかることもあります。

そのことが患者さん自身が認識できることがとても重要だと考えています。

整体院ケアスタジオでは「ほっとできる時間」を少しでも作り、リラックス出来、心が豊かになれるよう施術を行まいります。

不調や痛みが改善に向かう道筋

痛み・不調の原因が同じ場所だけとは限りません

痛みのある場所を施術しているのになかなか良くならない。

そのような方は原因に対してしっかり施術していく必要があります。

また、痛みが起きたり収まったりを繰り返している方も、原因が改善していないせいで、何回も繰り返していると考えられます。

そのような辛い症状でお困りでしたらご相談ください。