腰は上半身の30キロ以上を支えていることになります。
腰にとってみれば体重が重ければ重いほど負担はかかってきます。
腰痛などを考えると体重を増やしすぎないことは、当たり前のようですが、やはりとても重要なことなのです。
ひとたび体重が増えて腰痛が慢性化して運動などができないと、どんどん太るばかりで、ますます腰も悪くなるという悪循環を作ってしまいます。
ですから、背骨にとってもやはりメタボの予防は考えなくてはいけません。
油物を食べる前に緑黄色野菜をとるように心がけ、良質なタンパク質をよく摂るようにすることが重要です。
動物性の脂肪や甘いものや炭水化物を摂りすぎることは避けるようにしましょう。
肩こりや腰痛の多くが、背骨の連結組織である椎間板という軟骨の水分が少なくなり、ゆがんでくることがきっかけで起こります。
ただし、軟骨の成分であるコラーゲンやコンドロイチン、その潤滑液であるヒアルロン酸などを食事として摂ったとしても、それが吸収されて直接、椎間板や軟骨に行くということはほとんどないそうです。
また、圧迫骨折を起こしやすくする骨粗しょう症の予防において重要な役割を果たすのも食事です。
骨を構成する主な要素はカルシウムです。
国民栄養調査によると、日本人のカルシウム摂取量は世界でも最低レベルだそうです。
女性の場合、1日に必要なカルシウムの量は成人で約600mgとされていますが、骨粗しょう症予防を考えると、1日800mgが目標と考えられています。
カルシウムの吸収を助けるのがビタミンDですから、魚肉、肝臓、鶏卵、天日干しシイタケ、きのこ、海藻類などの摂取も必要です。
しかし、このビタミンDは日光浴をし、紫外線を浴びることでも作られます。
1日に30分ほど浴びれるといいそうです。
また、運動をして骨に振動を与えないと、骨もどんどんもろくなっていきます。
やはり適度な運動はすべてにおいてよいということになります。
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